マッテアとマルコの家

勤務している前橋聖マッテア教会や新町聖マルコ教会の情報及び主日の説教原稿並びにキリスト教信仰や文化等について記します。

2021-01-01から1年間の記事一覧

降誕後第1主日 聖餐式 『言として受肉されたイエス様』

本日は降誕後第1主日です。午前前橋の教会、午後新町の教会(クリスマス礼拝を兼ねる)で聖餐式を捧げました。 聖書日課はイザヤ書61:10-62:3・ガラテヤの信徒への手紙3:23-25、4:4-7・ヨハネによる福音書1:1-18。 説教では、クリスマスはイエス様が…

降誕日 聖餐式 『最初のクリスマスの出来事』

本日はクリスマス(降誕日)です。前橋の教会で21名の参列を得て聖餐式を捧げました。 福音書箇所は前夕の箇所の最後の5節、ルカによる福音書の2:15-20。 説教では、救い主の降臨を最初に告げられたのが羊飼いであることの意味をつかみ、自分の賜物で小さく…

降誕日前夕の礼拝 『羊飼いたちの礼拝』

本日はクリスマス・イブです。前橋の教会で午後7時から30名の参列を得て、降誕日前夕の礼拝を捧げました。聖書日課はイザヤ書9:1-3、5-6とルカによる福音書2:1-20。 説教では、クリスマスとはキリスト礼拝であること、また、救い主の降臨を最初に告げ…

降臨節第4主日 聖餐式 『聖霊が知らせる神の計画』

本日は降臨節第4主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書日課はミカ書5:1-3・ヘブライ人への手紙10:5-10・ルカによる福音書1:39-45。 説教では、「マリアのエリサベト訪問」から、神が私たちの所に来てくださり挨拶してくださる方であること…

『「主よ、人の望みの喜びよ」に思う』

先主日は「喜びの主日」でした。すべての人の救い主であるイエス様がもうすぐ来られるという大きな喜びがテーマの主日でした。イエス様自身が「喜び」でもあります。そのことを表している曲があります。それがヨハン・セバスチャン・バッハの「主よ、人の望…

降臨節第3主日 聖餐式 『悔い改めにふさわしい実を結ぶ』

本日は降臨節第3主日です。新町の教会で聖餐式を捧げました。聖書日課はゼファニヤ書3:14-20・フィリピの信徒への手紙3:4-7・ルカによる福音書3:7-18。 説教では、喜びの主日にあたり、主の来臨の準備として「悔い改めにふさわしい実を結ぶ」ことが望…

群馬伝道区合同礼拝及び会館・牧師館改築落成感謝礼拝

12月5日に前橋聖マッテア教会において、髙橋宏幸管理主教の司式・説教により「群馬伝道区合同礼拝及び前橋聖マッテア教会会館・牧師館改築落成感謝礼拝」が捧げられました。福田司祭が式典長をさせていただきました。新型コロナウイルスの感染リスクを減…

『「ボンヘッファーの祈り」に思う』

先主日の説教でボンヘッファーの「待降節のリース」の話を紹介しました。 ディートリヒ・ボンヘッファーはロンドンのウェストミンスター寺院西門の「20世紀の殉教者-10人の像」の一人でもあります。その10人の像は、左からマキシミリアノ・コルベ、マンシュ…

降臨節第1主日 聖餐式 『イエス様の来臨を喜びを持って待つ』

本日は降臨節(アドベント)第1主日です。午前前橋、午後新町の教会で聖餐式を捧げました。聖書日課はゼカリヤ書14:4-9・テサロニケの信徒への手紙一3:9-13・ルカによる福音書21:25-31。 説教では、降臨節の始めの主日にあたり、イエス様の来臨につい…

『聖母子像の祝別』

先月墓じまいをされた当教会の信徒Sさんの墓地にありました聖母子像をSさんが寄贈してくださいました。本日午後、そのご像をマッテア教会敷地内に移築いたしました。大理石の立派なもの(台座は御影石)です。西村石材さんが丁寧に設置してくださいました。…

降臨節前主日(特定29)聖餐式 『真理であるイエス様の声を聞く』

本日は降臨節前主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。久しぶりに、聖書日課の旧約・使徒書・福音書を全部読みました。ダニエル書7:9-14・黙示録1:1-8・ヨハネによる福音書18:31-37です。説教では、イエス様は神の国の王であり、その王が真理を証…

C・T・K姉逝去者記念の式教話 『主の御手に身を委ねる』

本日は前橋の教会聖堂で、T・K姉帰天2年の逝去者記念の式をT姉のお子さんはじめ8名の参列を得てお捧げでき、感謝な時でした。教話では、T姉との思い出や式の冒頭に交唱した詩篇23編について思い巡らしました。神やイエス様とともに歩んだ姉妹の信仰生…

聖霊降臨後第25主日(特定28) 聖餐式・洗礼式 『山に逃げるということ』

本日は聖霊降臨後第25主日です。新町の教会で聖餐式を捧げました(前橋は「み言葉の礼拝」)。F姉の洗礼式もありました。聖書箇所はダニエル書12:1-4a、5-13とマルコによる福音書13:14-23 。説教では、イエス様が私たちに望むことは「山に逃げること」…

『マザー・テレサ「空っぽ」に思う』

先主日の説教の中でリジューのテレーズ「空の手で」を紹介し、あらゆる執着を手放し自分を「空っぽ」にすることで神の愛を受け取ることができると記しました。言い換えれば「空っぽ」であることが神様に祝福されているということです。そのことがよく分かる…

聖霊降臨後第24主日(特定27) 聖餐式 『自分の人生・生活を神に献げる』

本日は聖霊降臨後第24主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は列王記上 17:8-16とマルコによる福音書12:38-44 。説教では、律法学者とやもめを比較して語るイエス様の真意を知り、このやもめのように自分に固執せず神様に自分の人生・生活…

『「奇跡の人(The Miracle Worker)」に思う』

先々主日、10月24日の聖餐式の説教で、盲人バルティマイの必死に願う思いと信仰が、奇跡を生んだことを話しました。盲人の奇跡で思い浮かぶ人として、多くの人はヘレン・ケラーを挙げると思います。ヘレン・ケラーは、日本では「見えない」「聞こえない…

聖霊降臨後第23主日(特定26) 聖餐式 『神を愛し、隣人を愛す』

本日は聖霊降臨後第23主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は申命記6:1-9とマルコによる福音書12:28-34。説教では、神と隣人を愛するという、この最も重要な戒めを私たちの生活の中で実践する恵みを願い、神の愛の中に生きていることを思…

『聖書の底本に目を向ける』

毎週水曜の午後7時半からZOOMで「聖書に聴く会」を開催しています。今週は27日に9名の参加で実施されました。今回はそこで話題になったことの一端について思い巡らしたいと思います。 聖書箇所はその主日の聖書箇所(主に福音書)です。27日はマルコによる福…

『ルルドとベルナデッタに思う』

先主日の聖餐式の説教でルルドの奇跡について言及しました。限られた時間の中で語りきれなかったことがありましたので、ことにルルドとベルナデッタについてブログで取り上げることにしました。 ルルドは、巡礼地として有名で、年間約600万人が訪れていま…

聖霊降臨後第22主日(特定25) 聖餐式 『盲人バルティマイの信仰に倣う』

本日は聖霊降臨後第22主日です。午前は前橋の教会、午後は新町の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所はヘブライ人への手紙5:12-6:2、9-12とマルコによる福音書10:46-52。説教では、盲人バルティマイの信仰に倣い、イエス様を信頼しそれぞれの願いを必…

『聖フランシスコの精神に思う』

先主日、説教で聖堂内の磔刑像を示し、イエス様が謙遜な姿で仕える者の在り方を示されたことに言及しました。また、その前週の主日では、「行って持っている物を売り払い、貧しい人々に与えなさい。」という御言葉を文字通り実行した人として聖フランシスコ…

聖霊降臨後第21主日(特定24) 聖餐式 『仕える者、僕として生きる』

本日は聖霊降臨後第21主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所はイザヤ書53:4-12とマルコによる福音書10:35-45。説教では、イエス様が私たちに望むことは、権力の座に着いたり支配したりすることではなく、仕える者や僕として生きることであ…

『「マーガレット幼稚園誕生会」に思う』

私は玉村のマーガレット幼稚園のチャプレンもしています。毎月の誕生会で礼拝をしていますが、8月からは新型コロナウイルスの感染拡大のため休みになっていました。緊急事態宣言が解除になり、本日、久し振りに8月~10月、3ヶ月分の誕生者を祝福する誕生会を…

聖霊降臨後第20主日(特定23) 聖餐式 『天に宝を積み、イエス様に従う』

本日は聖霊降臨後第20主日です。新町の教会で聖餐式を捧げました(前橋は「み言葉の礼拝」)。聖書箇所はヘブライ人への手紙3:1-6とマルコによる福音書10:17-27。説教では、永遠の命を受け継ぐためにイエス様が求めておられることについて思い巡らし、それ…

『ハレルヤブックセンター支援委員会に思う』

本日午後5時半から第5回前橋ハレルヤブックセンター支援委員会が福音伝道教団前橋キリスト教会であり、参加しました。ハレルヤブックセンターは前橋にあるキリスト教書店で、2019年5月に開店しました。このような本格的なキリスト教書店は群馬県で唯一です。…

『ルイ・アームストロングの音楽とキリスト教(3)』

これまで2回に渡って、サッチモ、ことルイ・アームストロングの音楽とキリスト教について記してきました。曲としては「この素晴らしき世界」(What a Wonderful World)と「聖者の行進(When The Saints Go Marching In)」について思い巡らしました。そこ…

聖霊降臨後第19主日(特定22) 聖餐式 『イエス様は人生のパートナー』

本日は聖霊降臨後第19主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は創世記2:18-24とマルコによる福音書10:2-9。説教では、キリスト教の結婚観について知り、結婚と信仰は類似しており、共に暮らす人をパートナーとして助けると共に、人生のパー…

『ルイ・アームストロングの音楽とキリスト教(2)』

前回のブログの記事では、ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」(What a Wonderful World)について、特に創世記1:31との関係に注目して述べました。 今回は、サッチモこと、ルイ・アームストロングの出世作となった「聖者の行進(When The Sain…

『ルイ・アームストロングの音楽とキリスト教(1)』

去る9月5日の東京パラリンピック閉会式で、ルイ・アームストロングの名曲「この素晴らしき世界」(What a Wonderful World)がセレモニーの終わりを彩りました。ここでは頸椎損傷の大けがをしながらリハビリを経て再び歌えるようになったロックバンド「ROGUE…

聖霊降臨後第18主日(特定21) 聖餐式 『自負心を捨て、命(神の国)に入る』

本日は聖霊降臨後第18主日です。午前は前橋、午後は新町の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所はヤコブの手紙4:7-12とマルコによる福音書9:38-43、45、47-48。説教では、イエス様は寛容の精神を持ち小さな人々を大切にすることを求めておられることを知…