マッテアとマルコの家

勤務している前橋聖マッテア教会や新町聖マルコ教会の情報及び主日の説教原稿並びにキリスト教信仰や文化等について記します。

群馬伝道区合同礼拝及び会館・牧師館改築落成感謝礼拝

 12月5日に前橋聖マッテア教会において、髙橋宏幸管理主教の司式・説教により「群馬伝道区合同礼拝及び前橋聖マッテア教会会館・牧師館改築落成感謝礼拝」が捧げられました。福田司祭が式典長をさせていただきました。新型コロナウイルスの感染リスクを減らすことを考慮して、伝道区合同礼拝と落成感謝礼拝という二つの内容の礼拝を兼ねて実施しました。祭色も前後を紫、落成感謝の部分を白としました。
  礼拝には群馬伝道区内各教会の聖職・信徒の他、前橋の教会のある町内の自治会長さんや誠心誠意この任に当たられた工事関係の方々6名も参列され、共にお祝いしてくださいました。総勢57名の参列者と共に、この喜びを分かち合うことができ感謝な時でありました。

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  礼拝は説教までは通常の聖餐式と同様で、聖書日課は当日の降臨節第2日課のものを用いました(福音書ルカによる福音書3:1-6 )。
  
  髙橋主教様の説教は霊性と実生活がつながる示唆に富むものでした。
  主教様は洗礼者ヨハネの伝える「あなたの罪は赦された」「大丈夫だよ」というメッセージと香蘭女学校のチャプレンをされていた時の経験(身内を亡くした生徒が髙三で受洗し、祈り・命のつながりに喜びを得たこと)について述べられ、「そこに神様からの赦しと癒しと甦りの出来事を見た気がする」と語られました。

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 説教の後、聖職はストールを白に変え(福田はMCのためストールを付けない)、工事関係者・信徒代表と共に会館に移動し落成感謝の祈りが始まりました。祝福された香と聖水をそれぞれ松浦信司祭と髙橋主教が手にして、会館・牧師館の各部屋を巡って建物の祝福を行いました。その間、聖堂内の会衆は前面に設置したスクリーンに映される会館・牧師館祝福の映像を見て共に祈りを捧げ、詩編51編を唱えました。

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 聖職等が聖堂に戻り祈りを続け、ストールを紫に戻し、ニケヤ信経から聖餐式が続きました。そして、群馬伝道区の合同礼拝を意識して、感謝聖別において聖職たちは聖卓を囲み、共同司式の形で進みました。

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 礼拝の終了近く、その中で、主教挨拶、来賓紹介、設計や工事でお世話になった2社の社長さんへの感謝状贈呈の後、前橋の信徒を代表して関口眞知子姉から、会館・牧師館改築に係る多くの方からのご支援や温かいお心への感謝の言葉と「先輩方の熱い思いを引き継ぎ、信徒及び地域の方々との交わりを大切に宣教の拠点である会館を有効に活用したい」との思いが述べられました。

 管理主教巡杖と感謝礼拝を兼ねた群馬伝道区合同礼拝が、主のみ守りと恵みのうちに終了しました。