マッテアとマルコの家

勤務している前橋聖マッテア教会や新町聖マルコ教会の情報及び主日の説教原稿並びにキリスト教信仰や文化等について記します。

復活節第4主日 『良い羊飼いであるイエス様に従う』

本日は復活節第4主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は使徒言行録4:5-12 、詩編23 、ヨハネの手紙一 3:16-24及びヨハネによる福音書10:11-18。説教では、イエス様こそ私たちを導く「良い羊飼い」であることを知り、そのみ声に生涯聞き…

『祈りの構造』

前々回の「聖書と祈りの会(Zoom)」の中で祈りの4つの内容ACTSについて学び、前々回のブログで、そのことについて記しました。その後、この内容の前提のことを示す必要があると思いました。それは特に、祈りの「最初」と「最後」の言葉についてです。そこで…

復活節第3主日 主教巡杖・堅信式『キリストの証人として生きる』

本日は復活節第3主日です。新町聖マルコ教会では、主教巡杖及び堅信式がありました。堅信を受領(按手)されたのはアントニオ栁井孝幸兄です。 新町では2年ぶりの主教巡杖及び堅信式でした。堅信式後のご本人の挨拶で「天国で両親が喜んでくれていると思いま…

『お祈りはACTS』

2024年度が始まりました。私にとっては定年までの最後の一年です。悔いのないようにできる限りの宣教・牧会に努めたいと思います。その一環で4月から「聖書に聴く会(Zoom)」の名称と内容を変更しました。「聖書と祈りの会」とし、聖書理解の分かち合いと自由…

『服部良一とキリスト教』

この3月でNHK朝の連絡テレビ小説「ブギウギ」が終了しました。戦前は「スウィングの女王」、戦後は「ブギの女王」と言われ、多くの人に支持された笠置シヅ子をモデルとした作品でした。趣里が熱演していました。私は毎朝よく見ていました。この笠置シヅ子に…

復活日 聖餐式『生活の中で復活の主に出会う』

本日は復活日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は、イザヤ書25:6-9、詩編118:1-2・14-24、使徒言行録10:34-43、マルコによる福音書16:1-8。説教では、「空の墓」の先を見る信仰の目を養い、主イエス様のみ跡に従い、日々の生活の中で…

『聖歌145番「血しお したたる」とバッハ「マタイ受難曲」』

本日は聖金曜日(受苦日)です。前橋での午後2時からの礼拝で聖歌を一曲だけ歌いました。聖歌145番「血しお したたる」(讃美歌136番)です。新しく入ったチャーチオルガンで、私が奏楽を担当しました。 この聖歌は下のURLで聴く(見る)ことができます。聖マー…

復活前主日 聖餐式『十字架のイエス様と向き合う』

本日は復活前主日です。午前は前橋、午後は新町の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は、イザヤ書50:4-9a、詩編31:9-16、フィリピの信徒への手紙2:5-11、マルコによる福音書15:1-39。説教では、十字架のイエス様と向き合い、神の意志を受け入れ百人…

『ディオンヌ&フレンズ「愛のハーモニー(That's What Friends Are For)」に思う』

約一ヶ月前になりますが、去る2月22日にバート・バカラックの「世界は愛を求めている」についてブログで述べました。バカラックといえば、私は彼の申し子とも言われるディオンヌ・ワーウィックを思い浮かべます。最近は彼女のベストアルバムであるこのCDを聞…

大斎節第5主日 聖餐式『一粒の麦によって生かされる』

本日は大斎節第5主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は、、エレミヤ書31:31-34、詩編51:1-12、ヘブライ人への手紙5:5-10、ヨハネによる福音書12:20-33。説教では、神は私たちのために一粒の麦であるイエス様を十字架に上げ、神とつ…

『バッハのカンタータ第68番「神はこれほどまでに世を愛される」に思う』

先主日の福音書はヨハネによる福音書3:14-21でした。この中に、多くの人に愛され、神や聖書の本質を記した聖句、ヨハネ3:16が含まれています。 バッハはこの聖句を中心にカンタータ第68番「神はこれほどまでに世を愛される」を作曲しました。私はカール・…

大斎節第4主日 聖餐式『神の恵みと私たちの信仰』

本日は大斎節第4主日です。新町の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は、民数記21:4-9、詩編107:1-3・17-22、エフェソの信徒への手紙 2:1-10、ヨハネによる福音書3:14-21です。説教では、イエス様をこの世に遣わし十字架にあげられた神様の恵みを…

『「宣教協働特別委員会巡礼企画(前橋)」に思う』

日本聖公会の北関東教区と東京教区が新教区設立に向けて取り組んでいる「宣教協働特別委員会」の活動の一環である巡礼企画が、2月3日(土)、前橋聖マッテア教会を主会場に行われました。この巡礼のねらいは「北関東教区と東京教区の教会を相互に訪問し、その…

大斎節第3主日 聖餐式『起き上がられるイエス様』

本日は大斎節第3主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は出エジプト記20:1-17、詩編19、コリントの信徒への手紙一1:18-25、ヨハネによる福音書2:13-22です。説教では、宮清めの箇所から、イエス様が示した十字架・復活の予告について知り…

『「赤毛のアンのテーマ」に思う』

先週の土曜は、第4回「キリスト教文化入門」が開催されました。初めての方2名を含む9名の参加者がありました。この集いでは「赤毛のアン」を英語で読み、背景にあるキリスト教精神やキリスト教文化等について思い巡らしています。ALTのクリスも参加しており…

大斎節第2主日 聖餐式『キリストに従い共に歩む』

本日は大斎節第2主日です。午前は前橋、午後は新町の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は、創世記17:1-7・15-16、詩編22:23-31、ローマの信徒への手紙4:13-25、マルコによる福音書8:31-38。 説教では、主イエス様は「イエス様の後に従う」ことを…

『バート・バカラック「世界は愛を求めている」に思う』

少し前になりますが、去る2月8日はバート・バカラックの命日でした。昨年のこの日に逝去されたのでした。この日のNHKラジオ深夜便のロマンチックコンサートはバート・バカラック特集でした。この中で一番心に残ったのがジャッキー・ディシャノンが歌った「世…

大斎節第1主日 聖餐式『荒れ野で支え続ける神』

本日は大斎節第1主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は、創世記9:8-17、詩編25:1-10、ペトロの手紙一3:18-22、マルコによる福音書 1:9-15。 説教では、大斎節の始まりに当たり、荒れ野で神が支え続けておられることを知り、イエス様…

『バッハのカンタータ第99番「神のみわざはすべて善し(神の業こそ、麗しい)」(BWV99)に思う』

前々回のブログで、バッハの「ゴルドベルグ変奏曲」について記し、最初と最後のアリアは「天国」、30の変奏は「この世」であると黙想しました。そして、第30変奏のメロディがカンタータ第99番「神のみわざはすべて善し」(BWV99)のコラールに類似しているこ…

大斎節前主日 聖餐式『イエス様に聞き従う』

本日は大斎節前主日です。新町の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は、列王記下2:1-12、詩編50:1-6、コリントの信徒への手紙二4:3-6、マルコによる福音書9:2-9 。 説教では、「キリストの変容」の箇所を通して、イエス様に聞き従い、イエス様と同…

『バッハ「ゴルドベルグ変奏曲」に思う』

1月7日(日)のテレビ朝日「題名のない音楽会」の「トップピアニストから届いた!ニューイヤーメッセージ2024」の番組で、あるピアニストの言葉と演奏に心惹かれました。その人はヴィキングル・オラフソン、「アイスランドのグレン・グールド」と評されたピア…

顕現後第5主日 聖餐式『仕えることと祈ること』

本日は顕現後第5主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は、イザヤ書40:21-31、詩編147:1-11、20c、コリントの信徒への手紙一9:16-23、マルコによる福音書1:29-39。 説教では、シモンのしゅうとめの癒やしと宣教の箇所から「人々に仕え…

『遠藤周作「深い河」に思う②』

前々回、遠藤周作「深い河」の読書会について記しました。この本「深い河(ディープ・リバー)」の題辞、1章の直前に、「深い河、神よ、わたしは河を渡って、集いの地に行きたい 黒人霊歌」との記述が見られます。題辞(エピグラフ)はテーマと関連する言葉が選…

顕現後第4主日 聖餐式『権威ある新しい教えに従う』

本日は顕現後第4主日です。午前は前橋、午後は新町の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は、申命記18:15-20、詩編111、コリントの信徒への手紙一8:1-13、マルコによる福音書1:21-28。 説教では、「汚れた霊に取りつかれた男を癒やす」箇所から、「権…

『遠藤周作「深い河」に思う①』

かつて一緒に養護学校で勤めたKさんから旧群馬町の図書館で行われている読書会に誘われ、11月4日と先日1月13日に参加しました。それが遠藤周作「深い河」の読書会でした。ここの読書会は「もえぎの会」という名前で、もう30年以上続いているそうでした。この…

顕現後第3主日 聖餐式『「人間をとる漁師」であるイエス様に応える』

本日は顕現後第3主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は、ヨナ書3:1-5・10、詩編62:5-12、コリントの信徒への手紙一7:29-31、マルコによる福音書1:14-20。 説教では、最初の弟子の召命の箇所から「人間をとる漁師」であるイエス様の…

『赤毛のアンとブラウニングの詩』

1月13日(土)から「キリスト教文化入門」が開始されました。初日はL.M.モンゴメリ作「赤毛のアン」の題名や題辞等について思い巡らしました。題辞には本のテーマやモットー等が示されています。 アンの名前はアンナから来ていること、アンナはルカ2:36-38の…

顕現後第2主日 聖餐式「イエス様の弟子として祈る」

本日は顕現後第2主日です。新町の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は、サムエル記上3:1-10、詩編139:1-6・13-18、コリントの信徒への手紙一6:12-20、ヨハネによる福音書 1:43-51。 説教では、フィリポとナタナエルがイエス様に出会う場面から、イ…

『「キリスト教文化入門」の開始』

今年は1月から前橋聖マッテア教会の新企画として「キリスト教文化入門」を開始します。教会のホームページや掲示板等にこのようなポスターを貼っています。前橋ハレルヤブックセンターにも掲示していただいています。 この集いは、このポスターにありますよ…

顕現後第1主日・主イエス洗礼の日 聖餐式「イエス様の洗礼・私たちの洗礼」

本日は顕現後第1主日・主イエス洗礼の日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は、創世記1:1-5、詩編29、使徒言行録 19:1-7、マルコによる福音書 1:4-11。 説教では、キリストの洗礼の場面から、イエス様が洗礼を受けた意味及び私たちが洗…