マッテアとマルコの家

勤務している前橋聖マッテア教会や新町聖マルコ教会の情報及び主日の説教原稿並びにキリスト教信仰や文化等について記します。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『「ボンヘッファーの祈り」に思う』

先主日の説教でボンヘッファーの「待降節のリース」の話を紹介しました。 ディートリヒ・ボンヘッファーはロンドンのウェストミンスター寺院西門の「20世紀の殉教者-10人の像」の一人でもあります。その10人の像は、左からマキシミリアノ・コルベ、マンシュ…

降臨節第1主日 聖餐式 『イエス様の来臨を喜びを持って待つ』

本日は降臨節(アドベント)第1主日です。午前前橋、午後新町の教会で聖餐式を捧げました。聖書日課はゼカリヤ書14:4-9・テサロニケの信徒への手紙一3:9-13・ルカによる福音書21:25-31。 説教では、降臨節の始めの主日にあたり、イエス様の来臨につい…

『聖母子像の祝別』

先月墓じまいをされた当教会の信徒Sさんの墓地にありました聖母子像をSさんが寄贈してくださいました。本日午後、そのご像をマッテア教会敷地内に移築いたしました。大理石の立派なもの(台座は御影石)です。西村石材さんが丁寧に設置してくださいました。…

降臨節前主日(特定29)聖餐式 『真理であるイエス様の声を聞く』

本日は降臨節前主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。久しぶりに、聖書日課の旧約・使徒書・福音書を全部読みました。ダニエル書7:9-14・黙示録1:1-8・ヨハネによる福音書18:31-37です。説教では、イエス様は神の国の王であり、その王が真理を証…

C・T・K姉逝去者記念の式教話 『主の御手に身を委ねる』

本日は前橋の教会聖堂で、T・K姉帰天2年の逝去者記念の式をT姉のお子さんはじめ8名の参列を得てお捧げでき、感謝な時でした。教話では、T姉との思い出や式の冒頭に交唱した詩篇23編について思い巡らしました。神やイエス様とともに歩んだ姉妹の信仰生…

聖霊降臨後第25主日(特定28) 聖餐式・洗礼式 『山に逃げるということ』

本日は聖霊降臨後第25主日です。新町の教会で聖餐式を捧げました(前橋は「み言葉の礼拝」)。F姉の洗礼式もありました。聖書箇所はダニエル書12:1-4a、5-13とマルコによる福音書13:14-23 。説教では、イエス様が私たちに望むことは「山に逃げること」…

『マザー・テレサ「空っぽ」に思う』

先主日の説教の中でリジューのテレーズ「空の手で」を紹介し、あらゆる執着を手放し自分を「空っぽ」にすることで神の愛を受け取ることができると記しました。言い換えれば「空っぽ」であることが神様に祝福されているということです。そのことがよく分かる…

聖霊降臨後第24主日(特定27) 聖餐式 『自分の人生・生活を神に献げる』

本日は聖霊降臨後第24主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は列王記上 17:8-16とマルコによる福音書12:38-44 。説教では、律法学者とやもめを比較して語るイエス様の真意を知り、このやもめのように自分に固執せず神様に自分の人生・生活…

『「奇跡の人(The Miracle Worker)」に思う』

先々主日、10月24日の聖餐式の説教で、盲人バルティマイの必死に願う思いと信仰が、奇跡を生んだことを話しました。盲人の奇跡で思い浮かぶ人として、多くの人はヘレン・ケラーを挙げると思います。ヘレン・ケラーは、日本では「見えない」「聞こえない…