マッテアとマルコの家

勤務している前橋聖マッテア教会や新町聖マルコ教会の情報及び主日の説教原稿並びにキリスト教信仰や文化等について記します。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

聖霊降臨後第 22主日 聖餐式『神と隣人を愛する秘訣』

本日は聖霊降臨後第 22主日。前橋の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、出エジプト記22:20-26 、詩編1とマタイによる福音書22:34-46。説教では、「神と隣人を愛する」ことが最も重要な戒めであり、そうできるのは神が先に私たちを愛してくださって…

『カンタベリー大主教:「聖地の人々のための祈り」に思う』

主の平和をお祈りいたします。 イスラエルとパレスチナの戦闘は収束の糸口が見えず、ガザ地区への空爆や地上侵攻の懸念も続いています。 10月20日に始まったカンタベリー大主教のエルサレムへの4日間の司牧訪問が終了したようです。その意図は、エルサレム教…

聖霊降臨後第 21主日 聖餐式『神のものを神に返す生き方』

本日は聖霊降臨後第 21主日。午前は前橋、午後は新町の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、イザヤ書45:1-7、詩編96:1-9とマタイによる福音書22:15-22。説教では、「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に」と言ったイエス様の真意を知り、主なる神…

『ジャニス・ジョップリン「Work me Lord」に思う』

少し前になりますが、去る10月4日はジャニス・ジョップリンの命日でした。その日のNHK深夜便「ロマンチックコンサート」は彼女の特集でした。ジャニスの曲で一番印象深いのが「Work me Lord」です。私はこのCD「コズミック・ブルースを歌う」で聞いています…

聖霊降臨後第 20主日 聖餐式『神の招く祝宴で礼服を着る』

本日は聖霊降臨後第 20主日。前橋の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、イザヤ書25:1-9、詩編23とマタイによる福音書22:1-14。説教では、「婚礼の祝宴のたとえ」から神がすべての人をその祝宴に招いていることを知り、そのことに感謝し、準備され…

『広隆寺「千手観音立像」に思う』

前々回のブログ及び先日の説教で広隆寺「弥勒菩薩像」について記しました。今回ここを訪れ、弥勒菩薩像と共に心惹かれたのが「千手観音立像」でした。 「千手観音立像」は「弥勒菩薩像」の反対側にあり、像高264㎝とかなり大きい木造の仏像です。この像は弥…

聖霊降臨後第 19主日 聖餐式『神の実りのため主に仕える』

本日は聖霊降臨後第 19主日。新町の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、イザヤ書5:1-7、詩編80:14-19とマタイによる福音書21:33-43。説教では、収穫(実り)とはイエス様によって実現される「救い」であることを知り、それを受け取り、私たち一…

『広隆寺「弥勒菩薩像」に思う』

先日、2日(月)~3日(火)に京都で開催された「人権セミナー2023」に参加しました。「わたしたちはどこに立つのか、どこにいるのか、どの立場にいるのか」をテーマとして、2日は元牧師による性犯罪に関連した京都教区の二次加害について、3日は宇治市の「…

聖霊降臨後第 18主日 聖餐式『僕となった神の義を信じ行う』

本日は聖霊降臨後第 18主日。前橋の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、フィリピの信徒への手紙2:1-13、詩編25:4-10とマタイによる福音書21:28-32。説教では、「二人の息子のたとえ話」から、僕となった神の義を信じ、自らを振り返り、神の方へ…