先月墓じまいをされた当教会の信徒Sさんの墓地にありました聖母子像をSさんが寄贈してくださいました。本日午後、そのご像をマッテア教会敷地内に移築いたしました。大理石の立派なもの（台座は御影石）です。西村石材さんが丁寧に設置してくださいました。駐車場を臨むレンガの道の奥に設置され、祝別の祈りをこのように捧げました。
『神よ、あなたは聖母マリアを主イエス・キリストの汚れない母としてお選びになり、全人類の母とされました。今マリアのうちに示されたあなたの慈しみを称えるため、この像を設置した私たちを祝福してください。私たちが聖母マリアの姿を仰いで、その尊い生涯に倣うことができますように。マリアを通して、道に迷う人には導き、病人には癒し、苦しむ人には慰め、失望している人には希望、悲しむ人には喜びが与えられますように。私たちの主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン』
このご像の聖母マリアと幼子イエス様の優しい眼差しが、ここを訪れる人々の疲れた心に平安と希望をもたらすことを願います。
ちなみに、祝別とは、物に対して神の恵みの充満と祝福を願うことであり、それを与えて下さった神様に感謝を捧げながら、その物が神様の御旨に従って正しく用いられ、その物を通して神様の栄光が現れるよう祈るものです。
なお、私たち聖公会はマリアを「最も尊敬すべき女性の一人」としていますが、崇拝ではなく崇敬の対象としています。
皆さん、この聖母子像に会いにマッテア教会にお出かけください。そして、私たちがこのご像を通して神様の慈しみを知り、マリア様の生涯に倣うことができますようお祈りいたします。
