マッテアとマルコの家

勤務している前橋聖マッテア教会や新町聖マルコ教会の情報及び主日の説教原稿並びにキリスト教信仰や文化等について記します。

2021-01-01から1年間の記事一覧

『ジャスティン・ビーバーの音楽と信仰(2)』

前々回のブログで現代のポップ・シンガー、「ジャスティン・ビーバーの音楽と信仰」について記しました。今回はその続編です。 ジャスティン・ビーバーの最新盤は今年3月、リリースされたアルバム『Justice(ジャスティス)』です。新型コロナウイルスのパン…

聖霊降臨後第17主日(特定20) 聖餐式 『信仰により小さき者を受け入れる』

本日は聖霊降臨後第17主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所はヤコブの手紙3:16-4:6とマルコによる福音書9:30-37。説教では、イエス様は私たちを含む、弱く、助けを必要としている人を受け入れてくださることを知り、このイエス様への信…

『ジャスティン・ビーバーの音楽と信仰(1)』

先主日の説教の中で、W.W.J.D.について、ポップ・シンガーのジャスティン・ビーバーがこの文字の付いたリストバンドを身に着けて知られるようになったことを話しました。W.W.J.D.は「What Would Jesus Do?」を略したもので、ジャスティン・ビーバーはイエス…

聖霊降臨後第16主日(特定19) 聖餐式 『イエス様の弟子の生き方』

本日は聖霊降臨後第16主日です。新町の教会で聖餐式を捧げました(前橋は「み言葉の礼拝」)。聖書箇所はイザヤ書50:4-9とマルコによる福音書8:27-38。説教では、イエス様の弟子とは、自分を捨て自分の十字架を背負ってイエス様に従う者であることを知り…

『24年前の「ダイアナ妃葬送式」に思う』

衝撃だったダイアナ元皇太子妃が亡くなったのが1997年8月31日、そして葬送式が同年9月6日にウエストミンスター寺院で行われました。今回、葬送式から24年目にCDでその模様を聞きました。このCDです。 オルガン独奏によるウィリアム・ハリスの前奏曲から…

聖霊降臨後第15主日(特定18) 聖餐式 『「エッファタ」と呻き執りなすイエス様』

本日は聖霊降臨後第15主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所はイザヤ書35:4-7aとマルコによる福音書7:31-37。説教では、イエス様が奇跡を起こすために天を仰ぎ呻いて言われた「エッファタ」という言葉の意味を知り、私たちのために呻き神…

『公文和子さんと「シロアムの園」に思う』

先主日の説教で「神の戒め」を実践している人として公文和子さんを紹介しました。公文さんについては、この夏読んだ今年7月に刊行された『グッド・モーニング・トゥ・ユー! ケニアで障がいのある子どもたちと生きる』(いのちのことば社)に詳しく記されて…

聖霊降臨後第14主日(特定17) 聖餐式 『「神の戒め」を守り実行する』

本日は聖霊降臨後第14主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は申命記4:1-9とマルコによる福音書7:1-8、14-15、21-23。説教では、「昔の人の言い伝え」に固執するのでなく、「神の戒め」は私たちを生かし支えるものものであることを知り…

マーヴィン・ゲイの「マーシー・マーシー・ミーMercy Mercy Me (The Ecology)」に思う

一週間前のブログで、マーヴィン・ゲイのアルバム「ホワッツ・ゴーイン・オン(What's going on)」について記しました。このアルバムにはタイトル・ソングのほかにも社会問題等と密接に関わっているヒットナンバーがありますが、その一つが「マーシー・マー…

聖霊降臨後第13主日(特定16) 聖餐式 「つまずいてもイエス様にとどまる」

本日は聖霊降臨後第13主日です。午前・前橋、午後・新町の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所はヨシュア記24:1-2a、14-25とヨハネによる福音書6:60-69。説教では、「あなたがたも去ろうとするのか」と問われるイエス様の真意を理解し、たとえつまずい…

マーヴィン・ゲイのアルバム「ホワッツ・ゴーイン・オン(What's going on)」に思う

先週、「Black Lives Matter」を象徴する曲として、スティービ-・ワンダーとポール・マッカートニーの共作「Ebony, ivory」を取り上げました。音楽(R&B)がエンターテーメントして優れ、また社会問題等と密接に関わっている例として私が思い浮かべるの…

聖霊降臨後第12主日(特定15) 聖餐式 「聖餐によりキリストとつながる」

本日は聖霊降臨後第12主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は箴言9:1-6とヨハネによる福音書6:53-59。説教では、聖餐にあずかることにより主イエス・キリストとつながり永遠の命を得ることができることを知り、礼拝を通して神と人に仕え…

スティービ-・ワンダー「Ebony & ivory」に思う

先週のブログで『「神の業」とスティービ-・ワンダー』について記しました。スティービ-・ワンダーの曲で私が最も好きなのがポール・マッカートニーとの共作「Ebony & ivory」です。私が愛聴しているのはこのCDです。 次のyoutubeでスティービーとポール…

聖霊降臨後第11主日(特定14) 聖餐式 「命のパンであるイエス様をいただく」

本日は聖霊降臨後第11主日です。新町の教会で聖餐式を捧げました(前橋は「み言葉の礼拝)」。聖書箇所はエフェソの信徒への手紙4:30-5:2とヨハネによる福音書6:37-51。説教では、イエス様は永遠の命のパンであることを知り、これをいただき、神様の愛…

「神の業」とスティービ-・ワンダー

先主日の福音書箇所で「神の業」への言及がありました。「神の業」ということで思い浮かべる聖書箇所としては、次のヨハネによる福音書9:1-3が挙げられます。『さて、イエスは通りすがりに、生まれつき目の見えない人を見かけられた。弟子たちがイエス…

聖霊降臨後第10主日(特定13) 聖餐式 「イエス様は永遠の命のパン」

本日は聖霊降臨後第10主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は出エジプト記16:2-4、9-15とヨハネによる福音書6:24-35。説教では、イエス様は永遠の命のパンであり、私たちがイエス様のもとに来て、イエス様を信じ続けることを望んでおら…

「LGBTQと教会」に思う

先日、7月19日(月)19:00から、日本聖公会「正義と平和委員会ジェンダープロジェクト」主催によるZoomによるオンライン研修会「教会とセクシュアル・マイノリティ これだけは知ってほしい!」に参加しました。講師は寺田留架さん(約束の虹ミニストリー代表…

聖霊降臨後第9主日(特定12) 聖餐式 「人生の大海原を主と共に進む」

本日は聖霊降臨後第9主日です。午前は前橋、午後は新町の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所はエフェソの信徒への手紙4:1-7、11-16とマルコによる福音書6:45-52。説教では、主イエス様の「湖の上を歩く」という奇跡の出来事が示していることを心にと…

『ゴスペル初のヒット曲「オー・ハッピー・デイ」に思う』

先主日の説教で、私たちは「人生のある時にイエス様に出会い、全幅の信頼により祈りの時を持った時、主イエス様の深い憐れみによって平安が与えられた」ことを語りました。この「人生のある時」ということで思い浮かべるゴスペル・ソングがあります。それは…

聖霊降臨後第8主日(特定11) 聖餐式 「主にある平和を生きる」

今日は聖霊降臨後第8主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所はエフェソの信徒への手紙2:11-22とマルコによる福音書6:30-44。説教では、5000人の給食に至る状況と奇跡の出来事から、神様との交りの時を大切にし、イエス様の深い憐れみによ…

『聖ドミニコを讃えた歌「ドミニク」に思う』

先主日の説教で、清貧の姿で神の国を宣べ伝えた聖ドミニコについて言及しました。この聖人を讃えた歌があります。それは前回の1964年の東京オリンピックの頃、日本でも大ヒットした「ドミニク」という歌です。今回はこの歌について思い巡らしたいと思います…

聖霊降臨後第7主日(特定10) 聖餐式 「主イエス様による派遣」

今日は聖霊降臨後第7主日です。新町の教会で聖餐式を捧げました(前橋は「み言葉の礼拝)。聖書箇所はエフェソの信徒への手紙1:1-14とマルコによる福音書6:7-13。説教では、イエス様の12弟子の派遣から神様の御心を知り、宣教の意味等について思い巡ら…

『「アメイジング・グレイスとジョン・ニュートン」に思う』

一週間前、映画「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」について記しました。この映画を見た熱い思いは今も残っています。先日のブログではこの聖歌・讃美歌「アメイジング・グレイス」の歌詞そのものについては映画でアレサが歌っていた2節しか…

聖霊降臨後第6主日(特定9) 聖餐式 「真のイエス様を見つめ信頼する」

今日は聖霊降臨後第6主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇徒書はコリントの信徒への手紙二12:2-10とマルコによる福音書 6:1-6。説教では、イエス様の故郷の人々のように生まれや外見にとらわれす、預言者であり救い主であるイエス様の真の…

『映画「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」に思う』

オフだった先日の月曜日(28日)に、シネマテーク高崎で映画「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」を見ました。 映画館で映画を観るのはおよそ1年4ヶ月ぶり、コロン禍の影響で事前に予約しての鑑賞となりました。観客は10人ぐらいでした。 この…

聖霊降臨後第5主日(特定8) 聖餐式 「ヤイロの信仰に倣う」

今日は聖霊降臨後第5主日です。午前は前橋、午後は新町の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は申命記15:7-11とマルコによる福音書5:22-24、35b-43。説教では、ヤイロの娘の奇蹟を通して、私たちの痛みや苦しみに触れて癒やしてくださるイエス様の愛を…

『神の願いに答える願い、それが祈り』

先主日の礼拝の説教の中で「祈りとは神様の前に自分を置き、神様に見つめてもらうこと」と話しました。これはフランシスコ教皇が訪日した折りに、ある青年の質問に答えた教皇の言葉を簡潔にしたものです。さらに言えば、先主日の説教で使用した絵本の一場面…

聖霊降臨後第4主日(特定7) 聖餐式 「イエス様と共に向こう岸に渡る」

今日は聖霊降臨後第4主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所はヨブ記38:1-11、16-18とマルコによる福音書4:35-41。説教では、ガリラヤ湖における奇跡を通して、危機や苦難を乗り越えるには神様へ全幅の信頼を寄せる必要があることを知り…

『「祈り」とは神に見つめてもらうこと』

ここのところブログで「祈り」について思い巡らしています。そして、「祈るとは神様の前に自分を置くこと」や「自分の願いを神様の願いに替えていただけるよう祈り求めること」などをテーマに語りました。そこでは、神様に願うというよりも神様に聴くことが…

聖霊降臨後第3主日 聖餐式 「神の国と主のみわざ」

今日は聖霊降臨後第3主日です。新町の教会で聖餐式を捧げました(前橋は「み言葉の礼拝」)。聖書箇所はコリントの信徒への手紙二5:1-10とマルコによる福音書4:26-34。説教では、「成長する種のたとえ」と「からし種のたとえ」について思い巡らし、神の…