マッテアとマルコの家

勤務している前橋聖マッテア教会や新町聖マルコ教会の情報及び主日の説教原稿並びにキリスト教信仰や文化等について記します。

2023-01-01から1年間の記事一覧

降誕後第1主日 聖餐式『生きた供え物として献げる』

本日は一年最後の日で、降誕後第1主日。前橋の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は、イザヤ書61:10-62:3、詩編148、ガラテヤの信徒への手紙4:4-7及びルカによる福音書2:22-40。説教では、聖家族に倣い、私たちの与えられた命を悔いなく、生きた供え…

降誕日 聖餐式『言・神・光であるイエス様とつながる』

新町の降誕日のインテンションでの聖餐式の説教を掲載します。聖書箇所は、イザヤ書52:7-10、詩編98:1-5、ヘブライ人への手紙1:1-12及びヨハネによる福音書 1:1-14。説教では、クリスマスは、キリストが私たちの生きる世界に来て私たちと共に生き、…

降臨節第4主日 聖餐式『マリアの信仰に倣う』

本日は降臨節第4主日であり、クリスマスイブでした。私は3つの礼拝を司式しました。10時半からの前橋の降臨節第4主日聖餐式、午後2時からの新町の降誕日のインテンションでの聖餐式、午後7時からの前橋でのクリスマスイブのキャンドル・サービスです。 …

『バッハの「マニフィカト」に思う』

クリスマスに関係する音楽はたくさんあります。前々回、紹介したヘンデルの「メサイア」やバッハの「クリスマス・オラトリオ」などがすぐ思い浮かびますが、アドヴェントに必ず聞きたい曲がこのバッハの「マニフィカト」です。私はこのDVDを、ほぼ毎年見てい…

降臨節第3主日 聖餐式『主の来臨を待ち望み、証しをする』

本日は降臨節第3主日。前橋の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、テサロニケの信徒への手紙一5:16-28、詩編126とヨハネによる福音書 1:6-8、19-28です。 説教では、イエス様が私たちの間にいることを知るとともに、主の来臨を待ち望み、主から光…

『群馬大学管弦楽団・合唱団の「メサイア」を聞いて』

去る12月10日(日)に、高崎市文化会館で群馬大学管弦楽団・合唱団によるヘンデルのオラトリオ「メサイア」のコンサートがあり、妻と聞いてきました。前橋と新町の教会の信徒さんも来られました。 私は20年前くらいからこのコンサートを聞いていますが、今回が…

降臨節第2主日 聖餐式『イエス様へ方向転換』

本日は降臨節第2主日。新町の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、イザヤ書40:1-11 、詩編85:7-13 とマルコによる福音書1:1-8。 説教では、洗礼者ヨハネが説いた「悔い改め」や「洗礼」の意味を知り、イエス様へ方向転換しイエス様と結ばれ神様の…

「巡礼企画~立教女学院、聖マーガレット教会、ナザレの家~に参加して」

去る12月2日(土)に、宣教協働特別委員会の「巡礼企画」が、立教女学院聖マーガレット礼拝堂、聖マーガレット教会、ナザレの家聖家族礼拝堂を主会場に行われ、妻と前橋の信徒2名と共に参加しました。 この企画は、北関東教区・東京教区が両教区の合併・新教区…

降臨節第1主日 聖餐式『責務を果たしつつ、主の来臨を待つ』

本日は降臨節第1主日。前橋の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、コリントの信徒への手紙一1:1-9、詩編80:1-7とマルコによる福音書13:33-37。説教では、私たちが与えられた責務を誠実に果たしつつ主イエス様の来臨を待ち、それを意識しながら降…

『「讃美歌21」575番「球根の中には」に思う』

去る10月14日(土)に、共愛学園国際大学の学園祭「シャロン祭」に行きました。古澤ゼミの発表で「まちなか教会群」の紹介がありマッテア教会も掲示されているとのことで見に行ったのでした。チャペルで聖歌隊のコンサートがあったので聞きました。この中で一…

降臨節前主日 聖餐式『最も小さい者の一人とは誰か』

本日は降臨節前主日。午前前橋、午後新町の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、エゼキエル書34:11-17 、詩編23とマタイによる福音書25:31-46。説教では、 「最も小さい者の一人」である私たちをも苦難の中から救ってくださったイエス様に感謝する…

『ローリング・ストーンズ「スウィート・サウンズ・オブ・ヘヴン」に思う』

一週間前に、ビートルズの新曲について記しましたが、ビートルズのライバル・バンドのローリング・ストーンズも、一ヶ月前の10月20日に最新アルバム「ハックニー・ダイアモンズ」を発表しました。 早速CDを購入し、聞きました。 このアルバムで一番心惹かれ…

聖霊降臨後第 25主日 聖餐式『神を恐れずタラントンを生かす』

本日は聖霊降臨後第 25主日。前橋の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、テサロニケの信徒への手紙一 5:1-10 、詩編90:1-8、12とマタイによる福音書25:14-15、19-29。説教では、 「タラントンのたとえ」から愛の神を正しく理解し、私たち一人一…

『ビートルズ「ナウ・アンド・ゼン」に思う』

先日、11月2日に公表されたビートルズの最後の新曲「ナウ・アンド・ゼン(Now And Then)」が、11月10日付の英国オフィシャルシングルチャートで1位、11月14日付けの全米シングルチャート(Billboard)で7位を獲得した、というニュースが入りました。 この…

聖霊降臨後第 24主日 聖餐式『信仰の灯を燃やし続ける』

本日は聖霊降臨後第 24主日。新町の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、テサロニケの信徒への手紙一 4:13-18、詩編70とマタイによる福音書25:1-13。説教では、 いつイエス様が来臨してもいいように、私たちの「死」がいつ来てもいいように、聖書を…

『絵本「ひかりに つつまれて」に思う』

私は2019年4月から、玉村町の認定こども園「マーガレット幼稚園」のチャプレンをしています。そこで、月一度の誕生会で手遊び歌をしたりや絵本を読んだりして、楽しい雰囲気の中で神様の教えを伝え、子どもたちにキリスト教精神を育んでいます。 11月7日の誕…

『ビリー・ジョエル「オネスティ」に思う』

リクエストにより、ビリー・ジョエル「オネスティ」について私の思うことを記します。『オネスティ(Honesty)』は、アメリカのシンガーソングライター、ビリー・ジョエル(Billy Joel)の1978年のアルバム『ニューヨーク52番街』に収録され、同アルバムから…

聖霊降臨後第 22主日 聖餐式『神と隣人を愛する秘訣』

本日は聖霊降臨後第 22主日。前橋の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、出エジプト記22:20-26 、詩編1とマタイによる福音書22:34-46。説教では、「神と隣人を愛する」ことが最も重要な戒めであり、そうできるのは神が先に私たちを愛してくださって…

『カンタベリー大主教:「聖地の人々のための祈り」に思う』

主の平和をお祈りいたします。 イスラエルとパレスチナの戦闘は収束の糸口が見えず、ガザ地区への空爆や地上侵攻の懸念も続いています。 10月20日に始まったカンタベリー大主教のエルサレムへの4日間の司牧訪問が終了したようです。その意図は、エルサレム教…

聖霊降臨後第 21主日 聖餐式『神のものを神に返す生き方』

本日は聖霊降臨後第 21主日。午前は前橋、午後は新町の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、イザヤ書45:1-7、詩編96:1-9とマタイによる福音書22:15-22。説教では、「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に」と言ったイエス様の真意を知り、主なる神…

『ジャニス・ジョップリン「Work me Lord」に思う』

少し前になりますが、去る10月4日はジャニス・ジョップリンの命日でした。その日のNHK深夜便「ロマンチックコンサート」は彼女の特集でした。ジャニスの曲で一番印象深いのが「Work me Lord」です。私はこのCD「コズミック・ブルースを歌う」で聞いています…

聖霊降臨後第 20主日 聖餐式『神の招く祝宴で礼服を着る』

本日は聖霊降臨後第 20主日。前橋の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、イザヤ書25:1-9、詩編23とマタイによる福音書22:1-14。説教では、「婚礼の祝宴のたとえ」から神がすべての人をその祝宴に招いていることを知り、そのことに感謝し、準備され…

『広隆寺「千手観音立像」に思う』

前々回のブログ及び先日の説教で広隆寺「弥勒菩薩像」について記しました。今回ここを訪れ、弥勒菩薩像と共に心惹かれたのが「千手観音立像」でした。 「千手観音立像」は「弥勒菩薩像」の反対側にあり、像高264㎝とかなり大きい木造の仏像です。この像は弥…

聖霊降臨後第 19主日 聖餐式『神の実りのため主に仕える』

本日は聖霊降臨後第 19主日。新町の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、イザヤ書5:1-7、詩編80:14-19とマタイによる福音書21:33-43。説教では、収穫(実り)とはイエス様によって実現される「救い」であることを知り、それを受け取り、私たち一…

『広隆寺「弥勒菩薩像」に思う』

先日、2日(月)~3日(火)に京都で開催された「人権セミナー2023」に参加しました。「わたしたちはどこに立つのか、どこにいるのか、どの立場にいるのか」をテーマとして、2日は元牧師による性犯罪に関連した京都教区の二次加害について、3日は宇治市の「…

聖霊降臨後第 18主日 聖餐式『僕となった神の義を信じ行う』

本日は聖霊降臨後第 18主日。前橋の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、フィリピの信徒への手紙2:1-13、詩編25:4-10とマタイによる福音書21:28-32。説教では、「二人の息子のたとえ話」から、僕となった神の義を信じ、自らを振り返り、神の方へ…

『ピーター・ポール&マリー "Don't Laugh at Me" と「主の御心」』

去る9月16日は、1960年代に多くの社会派のフォークソングを歌ってヒットさせたピーター・ポール&マリーのマリー・トラヴァースの命日でした。彼女は2009年9月16日に、73歳でこの世を去りました。その日のNHKのラジオ深夜便でこのグループの特集をしていまし…

聖霊降臨後第 17主日 聖餐式『慈しみあふれる神の御心』

本日は聖霊降臨後第 17主日。午前前橋、午後新町の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、ヨナ書3:10-4:11、詩編145:8-13とマタイによる福音書20:1-16。説教では、「ぶどう園の労働者のたとえ」から、1時間の労働に対しても1デナリオンの賃金を…

『キラキラ牧師のキラキラメッセージ(福田司祭)』

いのちのことば社のホームページの「キラキラ牧師のキラキラメッセージ」に出演しました。前橋聖マッテア教会の4つのステンドグラスから黙想し語りました。以下のURLです。よろしければ映像をご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=tzWLI0VQaRU&t=7…

聖霊降臨後第 16主日 聖餐式『神の憐れみに応え人を赦す』

本日は聖霊降臨後第 16主日。前橋の教会で聖餐式に預かりました。聖書箇所は、シラ書[集会の書] 27:30-28:7、詩編103:8-13とマタイによる福音書18:21-35。説教では、「仲間を赦さない家来のたとえ」から、神が私たちを憐れみ赦していることに応え、神…