マッテアとマルコの家

勤務している前橋聖マッテア教会や新町聖マルコ教会の情報及び主日の説教原稿並びにキリスト教信仰や文化等について記します。

2023-01-01から1年間の記事一覧

教役者(逝去者)記念聖餐式 『伝道者として道を伝え生きる』

本日は小山祈りの家で教役者(逝去者)記念聖餐式がありました。4年半ぶりに説教を担当しました。5月・6月の逝去者リストの中から、山村暮鳥の義父である土田三秀執事にスポットを当てて話しました。 中心聖句はヨハネによる福音書14章6節。先輩教役者の伝道…

復活節第6主日 聖餐式『イエス様につながっていく』

本日は復活節第6主日です。新町の教会で聖餐式を捧げました。 聖書箇所は、ペトロの手紙一3:8-18、詩編148:7-14とヨハネによる福音書 15:1-8。説教では、私たちはぶどうの枝であり、ぶどうの木であるイエス様の一部であることを知り、御言葉を聞き、…

『エリック・クラプトンとキリスト教信仰③』

クラプトンのコンサートから2週間以上が経ちますが、いまだ彼と彼の音楽が気になっています。前回のこの関係のブログで取り上げた「Tears in Heaven」はクラプトンの転機になった作品ですが、この頃もう1曲、興味深い曲を創作しています。それが「My Father's…

『プロコル・ハルム「青い影」に思う』

エリック・クラプトンのコンサートで聞いたプロコル・ハルム「青い影」のメロディーが頭から離れず、「確かあったはずだ」と探したら、このシングル盤がありました。若かりし頃に購入し、何度も聞いたことを思い出しました。 「青い影」(原題:A Whiter Sha…

復活節第4主日 聖餐式『門であり、真の羊飼いであるイエス様に聞き従う』

本日は復活節第4主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。 聖書箇所は、ペトロの手紙一2:19-25、詩編23とヨハネによる福音書 10:1-10。説教では、イエス様は神の国・永遠の命にいたる門で、真の羊飼いであることを知り、その声に聞き従い、主に喜ば…

『エリック・クラプトンとキリスト教信仰②』

4月24日(月)、武道館のエリック・クラプトンのコンサートに行ってきました。席は北西スタンドのサイドステージでしたが、かえって演奏者に近く、クラプトンも時々顔を向けてくれて、そんなに悪い席ではありませんでした。休憩なしで1時間45分連続の演奏で…

復活節第3主日 聖餐式『エマオ途上で示されたイエス様の神秘』

本日は復活節第3主日です。午前は前橋、午後は新町の教会で聖餐式を捧げました。 聖書箇所は、ペトロの手紙一1:17-23とルカによる福音書24:13-35。説教では、イエス様がエマオ途上で示された「私たちのうちに入る」という神秘を知り、聖書を読み聖餐に…

『エリック・クラプトンとキリスト教信仰①』

三大ギタリストの一人で、ロックギターの神様とも言われているエリック・クラプトンが来日中です。クラプトンは現在78歳、最後の来日公演になるかももしれません。私もやっとチケットを手に入れました。4月24日(月)の最終日での武道館コンサートです。サイ…

復活節第2主日 聖餐式『傷ついた復活の主を信じる』

本日は復活節第2主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。 聖書箇所は、ペトロの手紙一1:3-9とヨハネによる福音書20:19-31。説教では、目には見えない「傷ついた癒し人」である復活の主がずっと私たちと共にいてくださることを信じ、日々主と共に歩…

『りくりゅうペア"You'll Never Walk Alone"に思う』

先日、朝のテレビの情報番組でフィギュアスケートのアイスショーが取り上げらられ、今年3月の世界選手権で金メダルを獲得した、りくりゅうペアこと、三浦璃来・木原龍一組の"You'll Never Walk Alone"が紹介されていました。歌詞もスーパーが入っていて「あ…

復活日 聖餐式『「空の墓」を信仰的に見る』

本日は復活日(イースター)です。午前・前橋、午後・新町の教会で聖餐式を捧げました。 聖書箇所は、使徒言行録10:34-43 とヨハネによる福音書20:1-18。説教では、自分の心の向きを180度回転させることにより、復活したイエス様を実感できることを知り…

聖金曜日(受苦日)礼拝『真理とは何か・・・この人を見よ』

本日は聖金曜日(受苦日)です。前橋の教会で午後2時から約1時間、聖金曜日(受苦日)礼拝を捧げました。 聖書箇所は、イザヤ書52:13-53:12とヨハネによる福音書18:1-19:37。イエス様を見つめ、自分にとって何が真実、真理なのか、何を大切にしている…

復活前主日聖餐式 『イエス様を「神の子」と告白する信仰』

本日は復活前主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。 聖書箇所は、フィリピの信徒への手紙2:5-11とマタイによる福音書27:1-54。不思議な出来事を神の業・力として恐れ、イエス様を「神の子」と告白する信仰を持ち、神を信頼し、神の答えを求め続け…

「アヴェ・マリアの祈り」に思う②

前々回のブログでは、毎朝行っている「ロザリオの祈り」の中の「アヴェ・マリアの祈り」、特に最初の2行の言葉に焦点を当てて思い巡らしました。去る4月25日は「聖マリアへのみ告げの日」で、この2行を含む天使ガブリエルがマリアへ受胎告知をしたとされる祝…

大斎節第5主日聖餐式 『復活であり命であるイエス様を信じる』

本日は大斎節第5主日です。新町の教会で聖餐式を捧げました。 聖書箇所は、ローマの信徒への手紙6:16-23とヨハネによる福音書11:17-44。イエス様が彼岸と此岸を一つにする方であることに気づき、復活と命であるイエス様を信じ、全面的に信頼し、日々委…

「アヴェ・マリアの祈り」に思う

3月8日(水)から4月5日(水)まで、火曜日から金曜日の毎日午前10時30分からマッテア教会聖堂で『大斎節中の「朝の祈り」と「ロザリオの祈り」』を行っています。これまで0~4名の会衆を得て実施しています(0の場合は司祭のみで)。 「ロザリオの祈り」…

大斎節第4主日聖餐式 『イエス様によって目が開けられる』

本日は大斎節第4主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。 聖書箇所は、エフェソの信徒への手紙5:8-14とヨハネによる福音書9:1-13、28-38。イエス様は私たちに近づいて傷ついた心を癒し、新たな見方を与えてくださることを知り、イエス様を生涯信じ…

『ロッド・スチュワート「セイリング Sailing」に思う』

前々回のブログで「ジェフ・ベックとキリスト教」、特にその精神が表れているロッド・スチュワートとのジョイントの「ピープル・ゲット・レディ(People get ready)」について記しました。 ロッド・スチュワートは高校から大学にかけて好きでよく聞いていま…

大斎節第3主日聖餐式 『イエス様とサマリアの女』

本日は大斎節第3主日です。新町の教会で聖餐式を捧げました。 聖書箇所は、出エジプト記 17:1-7 とヨハネによる福音書4:5-26、39-42 。イエス様は私たちの中にある魂の飢え、乾きを満たすことができ、永遠の命の水を与えようとしておられることなどを知…

ジェフ・ベックとキリスト教

少し前になりますが、今年の1月10日にロックの三大ギタリストの一人、ジェフ・ベックが天に召されました。78歳でした。私にとってのジェフ・ベックはロッド・スチュワートとの共演した演奏が印象的でした。奇しくも1月10日はロッド・スチュワートの誕生日で…

大斎節第2主日聖餐式 『霊によって新たに生まれる』

本日は大斎節第2主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。 聖書箇所は、創世記創世記12:1-8とヨハネによる福音書3:1-17。イエス様とニコデモの対話の概要を知り、霊の働きに身を委ね、新たに生まれ、永遠の命を得ることができるよう祈り求めました。 …

『ナット・キング・コールとキリスト教』

少し前になりますが、2月15日(水) 午前2時台のNHKラジオ深夜便で「ナット・キング・コール作品集」があり、聞きました。ナット・キング・コール(Nat King Cole)は、アメリカのジャズピアニスト・歌手で、ちょうどその日が彼の命日(1965年 2月15日(45歳で…

大斎節第1主日聖餐式 『主を拝み、主に仕える』

本日は大斎節第1主日です。新町の教会で聖餐式を捧げました。 聖書箇所は、創世記2:4b-9、15-17、25-3:7とマタイによる福音書4:1-11。大斎節の始まりに当たり、主イエス様を模範とし、神に信頼し御言葉によって誘惑を試練に変え、神を礼拝し仕えていく…

大斎始日(灰の水曜日)礼拝 『隠れた神と心を合わせる』

本日は大斎始日です。前橋の教会で「灰の水曜日の礼拝」を捧げました。 聖書箇所は、ヨエル書2:1-2、12-17とマタイによる福音書6:1-6、16-21。大斎始日に灰の十字架のしるしを額にし、大斎節に善行と祈りと断食をする意味を知り、隠れた神と心を合わせ…

大斎節前主日聖餐式 『私たちに近寄るイエス様に聞く』

本日は大斎節前主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。 聖書箇所は、出エジプト記24:12、15-18とマタイによる福音書17:1-9。イエス様の「変容貌」を通して、イエス様が私たちに近寄り、直接触れてくださることを知り、イエス様に聞くことやイエス様…

『ウッドストックでのジョー・コッカー「心の友」に思う』

先週、2月8日のブログでCSN&Yの「ウッドストック」について思い巡らし、同名の映画についても触れました。映画『ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間』は、私は高校1年の時に、当時、前橋駅前にあった文映レッドで観て、熱い思いを抱いたのを覚えています…

顕現後第6主日聖餐式 『戒めの真意に目を向け行う』

本日は顕現後第6主日です。新町の教会で聖餐式を捧げました。 聖書箇所は、シラ書[集会の書]15:11-20とマタイによる福音書5:21-24、27-30、33-37。山上の説教の中の3つの戒め「腹を立ててはならない」「姦淫してはならない」「誓ってはならない」の真…

『クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング「ウッドストック」に思う』

ザ・バーズやクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング等で活躍したフォーク・ロックのシンガー・ソングライター、デヴィッド・クロスビー(David Crosby)が去る1月18日に天に召されました。81歳でした。 クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングで私が…

顕現後第5主日聖餐式 『「地の塩、世の光」として生きる』

本日は顕現後第5主日です。前橋の教会で聖餐式を捧げました。 聖書箇所は、コリントの信徒への手紙一2:1-11とマタイによる福音書5:13-20。小さくされた人々こそ「地の塩、世の光」であること、私たちも、塩味を加え、イエス様から光を受けた「地の塩、…

『ロバータ・フラック「Here, There and Everywhere」に思う』

前々回のブログでポップス曲「君の友だち」から「今もこれからもずっと私たちの友だちであるイエス様」について、先主日は山上の説教の冒頭から「どのような状況にあっても私たちと共にいて、語りかけていてくださる神様」について述べました。 最近、主なる…