マッテアとマルコの家

勤務している前橋聖マッテア教会や新町聖マルコ教会の情報及び主日の説教原稿並びにキリスト教信仰や文化等について記します。

『ゴスペル初のヒット曲「オー・ハッピー・デイ」に思う』

 先主日の説教で、私たちは「人生のある時にイエス様に出会い、全幅の信頼により祈りの時を持った時、主イエス様の深い憐れみによって平安が与えられた」ことを語りました。この「人生のある時」ということで思い浮かべるゴスペル・ソングがあります。それはゴスペル初のヒット曲「オー・ハッピー・デイ」です。
 「オー・ハッピー・デイ」はエドウィン・ホーキンズ・シンガーズにより1964年5月にリリースされるやいなや、ゴスペルとして初のヒットとなり全米4位・全英2位を獲得し50万枚、累積で700万枚の売り上げを記録したそうです。
 YouTubeにはエドウィン・ホーキンズ・シンガーズの「オー・ハッピー・デイ」ライブの映像もあります。Oh Happy Day - Edwin Hawkins Singers 1969 は以下のアドレスで聞く(見る)ことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=gZ5mKluQW0k
  「主イエス様の深い憐れみによって平安が与えられた」日、それこそが 「オー・ハッピー・デイ」だったと思うのであります。

 「オー・ハッピー・デイ」は、アレサ・フランクリンの1987年のゴスペル・アルバム「One Lord, One Faith, One Baptism」の中にもあります。

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 アレサ・フランクリンの「Oh, Happy Day」は以下のアドレスで聞く(見る)ことができます。
 https://www.youtube.com/watch?v=AdCWR-XpGxI

 「Oh, Happy Day」の歌詞と和訳はこうです。

Oh, happy day (Oh, happy day)
Oh, happy day (Oh, happy day)
When Jesus washed (When Jesus washed)
When Jesus washed (When Jesus washed)
When Jesus washed
He washed my sins away
Oh, happy day (Oh, happy day)
オーハッピーデイ
オーハッピーデイ
エス様が洗い清めてくださった
エス様が洗い清めてくださった
私の罪を清めてくださった
オーハッピーデイ

He taught me how to wash, fight and pray,
fight and pray
And live rejoicing every, every day
主は教えてくださった どのように心を清め、戦い、祈るのかを
戦い、祈るのかを
そして 喜びを胸に毎日を生きること

Oh happy day (oh happy day)
Oh happy day (oh happy day)
When Jesus washed (when Jesus washed)
When Jesus washed (when Jesus washed)
Jesus washed (when Jesus washed)
Washed my sins away (oh happy day)
Oh happy day (oh happy day)
ああ幸せな日
エス様が、私の罪を清めて(赦して)くださったから
私の罪は洗い流された。
ああ、なんて幸せな日

He taught me how (oh, He taught me how) To wash (to wash, to wash)
Fight and pray (to fight and pray) Fight and pray
And he taught me how to live rejoicing
yes, He did (and live rejoicing)
Oh yeah, every, every day (every, every day)
(oh yeah) Every day!
主は教えてくださった どうやって心を清め、
どうやって戦い、祈るのかを。
それから、どうやって喜びとともに生きるのかを、
主は教えてくださった。
毎日、毎日。
毎日。

Oh happy day (oh happy day)
Oh happy day, yeah (oh happy day)
When Jesus washed (when Jesus washed)
When my Jesus washed (when Jesus washed)
When Jesus washed (when Jesus washed)
My sins away (oh happy day)
ああ幸せな日
エス様が、私の罪を清めて(赦して)くださったから
私の罪は洗い流された。
ああ、なんて幸せな日

I'm talking about that happy day (oh happy day)
He taught me how (oh yeah, how)
To wash (to wash)
Fight and pray (sing it, sing it, c'mon and sing it)
Fight and pray
And to live
yeah, yeah, c'mon everybody (and live rejoicing every, every day)
Sing it like you mean it, oh....
私は幸せな日について話してるの。
主が教えてくれた(どうやって)
心を清めて、
戦って、
祈るのかを(歌おう、さあ、歌おう!)
それから、どうやって喜びとともに生きるのかを、
あなたが意味することを歌おう!

 主イエス様によって自分の罪が洗い清められた喜びに溢れています。罪とは主に背を向けて生きてきたことです。それをイエス様の一方的な慈しみによって赦されたのであります。さらに主イエス様は、どのように心を清め、戦い、祈るのかを教えてくださったのです。
 この「オー・ハッピー・デイ」には元歌があり、日本語では賛美歌516番として収録されています。この歌の原曲でも日本語の賛美歌でもFight(戦う)という言葉はありませんでした。ここにこの曲の発表された頃の黒人の状況を私は思います。「オー・ハッピー・デイ」は公民権運動が盛んな時で、キング牧師の暗殺直後の1969年に発表されました。Fight(戦う)の言葉を歌詞に入れたエドウィン・ホーキンズの気持ちに思いを馳せるのであります。

 コリントの信徒への手紙二 6章 2節にこうあります。
『なぜなら、「私は恵みの時に、あなたに応え 救いの日に、あなたを助けた」と神は言っておられるからです。今こそ、恵みの時、今こそ、救いの日です。』
これこそOh happy day です!
 また、テサロニケの信徒への手紙一 5章 16~18節はこうです。
『いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて 神があなたがたに望んでおられることです。』
 神様が望んでおられるように、日々、喜び、祈り、 感謝して参りたいと思うのであります。
 ゴスペル・ソング「オー・ハッピー・デイ」から、このようなことを思い巡らしました。