マッテアとマルコの家

勤務している前橋聖マッテア教会や新町聖マルコ教会の情報及び主日の説教原稿並びにキリスト教信仰や文化等について記します。

『年頭にあたり願うこと』

 2022年が始まりました。コロナも落ち着いたかに思っていたところ、新たなオミクロン株が急速に感染拡大し、先行きは不鮮明となってきました。一層の配慮をしていかなければならないと思います。
 昨年末から新年にかけて、マイブームとなっているCDがあります。関西を中心に活動している聖公会信徒のデュオ「MAKI&LILY」のファーストアルバムです。

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 このアルバムの1曲目にあるのが聖歌500番「主イエスの教えたまいしは」です。以下のアドレスからお二人の演奏を聴く(見る)ことができます。澄んだ歌声と心のこもったピアノの伴奏が心を癒します。
https://olive-church.net/2020/11/artistchain-20201101/

 聖歌500番「主イエスの教えたまいしは」の歌詞はこうです。
1.主イエスの教えたまいしは 全てを捨てて み神を信じ 愛すること
2.主イエスの教えたまいしは 自分のように まわりの人を 愛すること
3.主イエスの教えたまいしは 棄てられた人 悲しむ人を 愛すること
4.主イエスの教えたまいしは 十字架を負い イエスの後を 歩むこと
5.主イエスの教えたまいしは 慈愛の神に 賛美と栄光 献げること
  賛美と栄光 献げること

 年頭に当たり、この一年、主イエス様が教えてくださったこのような具体的な活動を実行していきたいと願っています。
5節が分かりにくいかもしれません。
 「賛美と栄光」という言葉から思い浮かぶ聖書の箇所があります。それは歴代誌下5:13-14です。こうあります。
『ラッパを吹き鳴らす者と詠唱者は声を合わせて主を賛美し、ほめたたえた。そして、ラッパ、シンバルなどの楽器と共に声を上げ、「主は恵み深く、その慈しみはとこしえに」と主を賛美すると、雲が神殿、すなわち主の神殿に満ちた。その雲のため、祭司たちは奉仕を続けることができなかった。主の栄光が神殿に満ちたからである。』
 これは、ソロモンが神殿を完成させ、父ダビデの用意した器具類や主の契約の箱がそこに運び込まれた時に、人々が主を賛美し、主の栄光が雲として神殿に満ちた箇所です。神殿は神と出会う場所です。神と出会う時、私たちは主を賛美し栄光を主に帰すのであります。
 これからの新しい一年、日々、祈りによって神と出会うよう配慮して主を賛美し栄光を主に帰し、賛美と栄光を慈愛の神に捧げて参りたいと思います。