マッテアとマルコの家

勤務している前橋聖マッテア教会や新町聖マルコ教会の情報及び主日の説教原稿並びにキリスト教信仰や文化等について記します。

『「ロバータ・フラックの追悼式」に思う』

 前々回のブログで取り上げたロバータ・フラックの「追悼式(Memorial Service)が3月10日にニューヨーク州ハーレムのアビシニアン・バプテスト教会で行われました。式は3時間以上に及び、多くの著名な音楽家が登場し、さながらコンサートやグラミー賞の授賞式のような趣きがありました。追悼式は以下のURLで見ることができます
https://www.youtube.com/watch?v=1gSEs5qZXFs

 明るい雰囲気で式は進み、特にスティービー・ワンダーの言葉と演奏が素晴らしかったと思います。この映像の1時間36分後くらいからです。スティービー・ワンダーの言葉は以下の通りです。

 I have a history, a deep history with Roberta. The history really is a blessing now. 
 The great thing about not having the ability to see with your eyes is the great opportunity of being able to even better see with your heart. And so I knew how beautiful Roberta was, not seeing her visually but being able to see and feel her heart.
 I celebrate that because I see that so much of the world and yes this nation too must be blind at this point and you can challenge me with that with anybody from the highest to the lowest.
 I will say to them as I say to you. I think you're a little blind at this point it breaks my heart and Roberta I wanted to just say to you in spirit.
 I thank you for letting me hear your voice letting me know your spirit letting me know your heart letting me be able to share with you songs that I was writing whether be it never in your son and obviously the song that timately I was able toite WR the co-writer friend of yours song that while wish that song well the title is what the title was but I'm seeing you in the heaven that is on this Earth that we will celebrate.
 Someday I wanted to sing a song to you that I shared with you even before I was done with it I'm going to do it now.

 和訳します。            

 私はロバートと深い歴史を持っています。その歴史は本当に今、祝福されています。   
 目が見えないことの素晴らしいところは、心でよりよく見ることができる素晴らしい機会があるということです。私は視覚ではロバータを見ていませんが、彼女の心を見て感じることができたので、彼女がどれほど美しいかを知っていました。
 それを祝っているのは、世界の多くの人々も、そうです、この国もこの時点では盲目であるに違いないと見ているからです。
 あなたに言うように、彼らにも言います。この時点であなたがたは少し盲目だと思います、それは私の心を傷つけます、そしてロバータ、私はただ精神的にあなたに言いたかったのです。
 あなたの声を聞かせてくれてありがとう。あなたの精神を知らせ、あなたの心を知らせて、私が書いていた歌をあなたと共有してくれてありがとう。それはあなただけの産物では決してありません。そして明らかに、私はその曲の完成を願って、題名は何であったか、しかし、私はあなたを見ています、あなたの曲の共同執筆者の友人WRを、友人にすることができました。この地上のように私たちが祝う天国でいつかあなたに会えるでしょう。
 私はあなたに歌を歌いたかったです。私は曲が完成する前からそれをあなたと共有しました。私は今、それを演奏しましょう。

 この後、スティービー・ワンダーは自身の曲「If It's Magic」をハープ奏者のみの伴奏で演奏しました。それから彼はピアノの前に座り、ハープ奏者と一緒にロバータ・フラックのために書いた曲「I Can See the Sun in Late December」を歌いました。これらも素晴らしいです。
 スティービーは最後に「I love you, Roberta. And I will see you.(愛してるよ、ロバータ。そして、また会いましょう)」と言いました。

   ロバータ・フラックの追悼式における明るい落ち着いた雰囲気、これはスティービー・ワンダーはじめ参加者がロバータとの天国での再会を確信しているせいだと思います。死はすべての終わりではありません。ロバータ・フラックの魂は御国で主の身許にあります。そこでまた相まみえることができることを誰も疑っていません。この信頼がこの雰囲気を生んでいると思います。
 なお、ロバータ・フラックは音楽活動だけでなく、公民権運動にも積極的に関わりました。さらに、ロバータは、2006年にNYブロンクスの恵まれない子供たちに無償で音楽教育を提供する「ロバータ・フラック音楽学校」を共同設立し、2010年には音楽教育と動物福祉の支援活動を行う「ロバータ・フラック財団」を設立しました。この世を去る前に自分のできる奉仕・使命を行ったのです。私たちもこの世を去る前に自分のできる奉仕・使命を果たしたいと思います。