マッテアとマルコの家

勤務している前橋聖マッテア教会や新町聖マルコ教会の情報及び主日の説教原稿並びにキリスト教信仰や文化等について記します。

『「アブラハムものがたり」に思う』

   私は玉村町認定こども園「マーガレット幼稚園」のチャプレンをしており、月一度の誕生会(誕生礼拝)でお話をしています。昨日は「アブラハムものがたり」の話をしました。使ったのは、絵本「アブラハムものがたり~やくそくをしんじて~」(絵・藤本四郎 みんなの聖書絵本シリーズ3)です。

    以下は、事前に作ったその誕生会のプランです。
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2024年10月22日 マーガレット幼稚園誕生会  「アブラハムものがたり」

○ テーマ  
 神様の声に聞き従うときに、神様は私たちに豊かな恵みを与えてくれることを知り、私たちもアブラハムのように、神様の言うことに従うことができるよう祈り求める。
○ 中心聖句
『地上の諸国民はすべて、あなたの子孫によって祝福を得る。あなたがわたしの声に聞き従ったからである。』(創世記22:18)

1 導入
○ 誕生者祝福
<一人一人の誕生者の頭の上に(距離をおく)手を置いて、名前を呼び祝福する> 
  
○手遊び歌「まつぼっくり」
 10月12日の運動会、神父さんは咳が出てお休みしましたが、とてもよくできたと園長先生から聞きました。みんな、頑張りましたね
 秋も本番になりました。今日は「まつぼっくり」の手遊びをしましょう。
 <歌の冒頭は、両手を合わせ、まつぼっくりをイメージしてすこし膨らませせる。たかいおやまで、頭の上に△の山をつくり、ころころで、転がっているイメージの動きをする。etc.(まずやって見せ、それからみんなでこの手遊び歌をする)。だんだん早くやってみる。>  

 まつぼっくりが あったとさ たかいおやまに あったとさ
  ころころころころ あったとさ おさるがひろって たべたとさ
  もぐっ!
(園児たちを認め)「みんなうまいね。」

2 絵本「アブラハムものがたり~やくそくをしんじて~」(みんなの聖書 絵本シリーズ 3)を読む。
 今日はこの絵本を読みます。 
 園児の様子を見ながら、ゆっくり丁寧に心を込めて読む。
<あらすじ>
 神様はあるときアブラハムに、「この町を離れて私が示すところに行きなさい」と言われました。アブラハムは約束された地カナンに着きました。アブラハムは神様のための石の祭壇を作りました。ある日、3人の神の使いが来て、来年男の子が生まれることを告げました。妻のサラは信じられず、笑ってしまいました。「神様にできないことはない、必ず生まれる」と約束されました。サラは1年後に男の子を産み、アブラハムは生まれた子をイサクと名付けました。
 イサクが大きくなった頃、神様はイサクを、いけにえとして捧げるように言われました。アブラハムはイサクを連れて神様に言われた場所に向かいました。イサクは祭壇の上に載せられました。その時、神様はイサクを殺させないようにしました。神様はイサクの身代わりに雄羊を用意しました。神様は子孫が祝福されることを約束され、アブラハムは幸せに暮らしました。

3 振り返り
 このお話を振り返りましょう。
○神様に「わたしが示すところに行きなさい」と言われたアブラハムはどうしましたか?・・・神様の約束を信じて旅立ちました。
○カナンという約束の国に着いたアブラハムは最初に何をしましたか?
・・・神様のための石の祭壇を作りました。
○ 一番大切にしていた息子のイサクを捧げるよう神様から言われたアブラハムはどんな気持ちだったでしょう?
・・・つらかった、困ったetc.
○ どうして捧げようとしたのでしょうか?
・・・神様を信じていた、神様に従おうとしたetc.
○ アブラハムがナイフをイサクめがけてふり下ろそうとしたとき、どうなりなりましたか?・・・神様の使いが「その子に手を下してはいけません。神様を思う気持ちがよく分かりました」とそれをとめました。

◎ 神様は私たちがどうすることをお望みでしょうか?・・・神様に感謝すること。神様を礼拝すること。神様に従うこと。神様の言葉に聞き従うこと。etc.
◎ 神様の声を聞いたことのある人はいますか? ・・・どんなことを言われた?(先生たちはどうでうか?) 
 私は「国立のF養護学校に行かないか?」とそのときの校長から言われた時、神様から「迷ったら大変な方を選びなさい」という声がありました。そしてFに行くことにしました。その学校は大変だったけれど、そこに行ったから今の神父さんはいます。

* アブラハムさんは神様の言う約束を信じてカナンの国に行きました。神様はアブラハムさんの神様を信じる気持ちが分かって、イサクを捧げるのを止めさせました。
 神様の声に聞き従うときに、神様は私たちに豊かな恵みを与えて下さいます。
 アブラハムさんは神様を信じ神様の言うことを聞いてその通りにしました。途中大変なこともあったけれど、最後は、幸せに暮らしました。私たちもアブラハムさんのように、神様の言うことに従っていきたいたいですね。
  
4 祈り
 父なる神様、私たちを10月の誕生会のために集めてくださりありがとうございます。お誕生日を迎えたお友達をお祝いしてください。
 今日は「アブラハムものがたり」のお話を聞きました。アブラハムさんは神様を信じ神様の言うことを聞いてその通りにしました。途中大変なこともありましたが、最後は、幸せに暮らしました。
 どうか私たちもアブラハムさんのように、神様の言葉に従ってその通り行うことができるようお導きください。
 このお祈りを主イエス様によってお願いいたします。アーメン 
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 今回の誕生会の実際はこうでした。

 子どもたちは「まつぼっくり」の手遊びをとても楽しそうにやっていました。
 絵本の読み聞かせでは、よく集中して見たり聞いていました。
「神様の声を聞いたことのある人はいますか?」と子どもたちに聞くと、半数以上の子の手が挙がりました。「どんな声でしたか?」と聞くと「守ってくれる」とか「競ってはだめ」というような発言がありました。
 先生たちにも「神様の声を聞いたことはありますか?」と聞きましたが、誰も手が挙がりませんでした。
 次に、私は「神父さんも神様の声を聞いたことがあります」と話しました。その後、こんな話をしました。
『神父さんは、小学校・中学校の先生でしたが、ある時、神様から「養護学校に行きなさい」という声がありました。そこでM市立養護学校に行きました。その2年後に今度は「国立F養護学校に行かないか?」という話があり、迷っていたら「迷ったら大変な方を選びなさい」という声があり、F養護学校に行くことにしました。その後「神父さんになりなさい」という声があり、その声に従って、今の神父さんがいます・・・。困ったり迷ったりしたときは神様に「どうしたらいいですか?」と聞いて、それに従うことがいいのですね。』
 このような話を、子どもたちや先生たちも静かに聞いていました。

 神様の声を聞いてこれに従う。それが結果的に良い方向に導いてくれます。子どもたちの心のどこかに、今回の話が残っていてくれることを期待します。